世界的に見て、日本の天気は雨が多く湿度が高いのが特長で
先日のオリンピックで来日された方も、日本の高温多湿に泣かされたそうです。

日本人は直毛が多いと言われていますが
髪の毛が多い・広がる・ふくらむ、まとまらない、さらツヤ髪にならないなど
頑固な癖毛に日々悩む方や湿気の影響で扱いにくい髪に困っている方は多いですよね。

そんな悩みをもつ人の切り札的存在なのが「縮毛矯正」。
ダメージヘアの方へ当店では「オートクチュール」または「オーダーストレート」という
髪質改善をしながら酸性での縮毛矯正をおすすめしております。

お客様が以前に施術したパーマを和らげたり、落としたりする「ストレートパーマ」とは違い
縮毛矯正には天然パーマや癖毛、縮れ毛を伸ばしたり
ボリュームのある髪を落ち着かせる効果があります。

その縮毛矯正について説明する前に、癖毛の要因を解説します。

癖毛の要因①　「髪内部のタンパク質達の結びつきの歪み」
髪の毛は8割以上がタンパク質でできていて
髪の内部でハシゴのように結びつくことで髪のしなやかさやコシを生み出しています。
直毛の方や、髪の癖が弱い方の場合は内部のタンパク質がまっすぐ結びついていますが
癖毛の場合は毛穴が歪んでいるせいで曲がった状態のまま、
ちぐはぐに結びつき非常に強い癖となって現れます。

癖毛の要因②　「髪内部の成分が偏っている」
子供の頃はストレートだったのに、という人は多いと思います。
髪内部のほとんどはコルテックスと呼ばれるタンパク質で構成されていて
水に馴染みやすい柔らかなタイプと水に強い固いタイプの2種類があります。
それがホルモンバランスや栄養状態、加齢などの要因からバランスを崩し
うねりが強い「癖毛」になってしまうのです。

そこで癖毛対策のとっておきの切り札
髪質改善「オートクチュール」または「オーダーストレート」の出番です。

縮毛矯正は、要因①で出てきたハシゴのように結びついたタンパク質を
専用の薬剤で切って髪をまっすぐにして、再度結びつかせます。

縮毛矯正のメリットは頑固な癖毛からの解放で
アイロンでいくら伸ばしても取れなかった癖毛や縮れ毛、
頑固な天然パーマも理想のサラつや髪に変えることができます。
そして、湿気や汗にも強いので梅雨時期や夏の湿気による広がりやうねりなど
ヘアスタイルの崩れに悩むこともなくなります。
毎朝の髪のお手入れの時間も短時間で済むので楽になりますよね。

逆にデメリットはというと、やはりヘアダメージ。
髪の内部に作用する強い薬剤に加え、アイロンを用いた熱処理も施す縮毛矯正は
数あるヘアメニューの中でも髪へ大きく負担をかけます。
そして髪の内部から変えてしまうせいで、コテ（カールアイロン）巻きができなくなります。

縮毛矯正を行うショップの中には
毎回毛先まで不自然にまっすぐで、髪がぺったんこな仕上がりになっていますが、
何度も同じところを縮毛矯正するとバサバサになります。
また栄養を入れながら行うので傷まないとアピールしているお店もありますが、
髪の構造を切断して再結合させているので、どうしてもダメージは受けるのです。

また、最近の縮毛矯正事情では
従来のアルカリ性薬剤を使用した縮毛矯正よりも
酸性薬剤を使った縮毛矯正の方が優れていると言われていて、
ハイダメージでも酸性だから大丈夫とか
アルカリよりも酸性は優しいから傷まないと
傷みが少ないからアルカリよりも酸性が優れている
という美容師ブログをよく見かけますが、
どっちを選んでもダメージはあります。

美容師様向け記事ではないので簡単に説明しますが、
最近はカラーやパーマ、縮毛矯正などをしている方が多く、
アルカリ性の薬剤が髪に負担をかけてしまう状態なので
相性の良い酸性の縮毛矯正を使ったらいいですよ、という話です。

アルカリ性だと、ものすごい癖毛かつ健康毛や
ちょっとしたダメージでも伸びにくい所で大活躍してくれるので
アルカリ性がダメで酸性が1番良い、というわけではありません。

アルカリ性縮毛矯正は髪に与える薬剤パワーが多くダメージを受けやすい代わりに
熱処理などの物理的パワーによる負担を少なくしており
酸性縮毛矯正はその逆で、薬剤パワーを少なめに分配してダメージを減らす代わりに
熱処理などの物理的パワーを多く分配しているのです。

リンクスハートで施術している「オートクチュール」または「オーダーストレート」は
酸性で柔らかさと分け目、前髪などをオーダーにより理想に近づける縮毛矯正で
アルカリ剤で髪を極端に柔らかくするわけではないので
真っ直ぐすぎない自然でしなやか＆ツヤ髪な仕上がりになります。
サラサラのツヤ髪を動画でご覧ください。

お客様がどの程度の癖毛、ダメージレベルなのかによって
私たちリンクスハートの美容師は正しく優れた技術を選定しますので、
どんな髪型にしたいか、まずはお気軽にご相談ください。